エレベーターの着床階コントロールって何ですか?

エレベーターの着床階コントロールとは、エレベーターの停止階をお住まいのフロアーだけに制限するサービスです。

今はオートロックのエントランスがマンションの標準となりました。でも、このオートロックだけでは、マンションのセキュリティーが十分とは言えません。何故なら、オートロックは簡単に共連れが出来てしまうからです。共連れとは、エントランスのオートロックを自身で解錠する事なく、住民が開けた後ろから一緒に入室する行為のことを言います。でも、自分に続いて誰かがマンション内に入ったとしても、住民全員を知っている訳ではなく、仮に全員の顔を知っていたとしても、その家族や友人かもしれない人を静止するのはなかなか難しく、共連れを静止する人は少ないと思われます。

また、うっかり住人の誰かが訪問販売などのセールスマンを中に入れてしまうと、そのセールスマンはマンション中を自由に歩き回れてしまいます。管理人さんがいるマンションなら、管理人さんが不審者に気付いて注意してくれるかもしれませんが、早朝夜間や日曜日も管理人さんが常駐しているマンションは少数です。

SOHO烏丸でも共連れは出来ます。でもSOHO烏丸で共連れした人はエレベーターに乗ってもフロアーボタンを押せないため、居住フロアには入れません。来客は訪問宅の人に解錠ボタンを押してもらえばそのフロアのボタンは押せますが、それ以外のフロアボタンは押せないため、別のフロアへ行くことは出来ません。

SOHO烏丸1階にはスモールオフィスが数室ありますが、こちらのオフィスの入居者や訪問者は居住階には立ち入れません。マンションに事務所が入居していることを歓迎しない方もおられますが、むしろ1階にオフィスがあることで、昼間もマンションには常に人がいるという安心感があります。

コロナ禍で宅配や弁当のケータリングが増え、マンション前にはしょっちゅう宅配の車や自転車、ケータリングのバイクが止まっています。でも、これは数分以内にマンションから住民以外の人が確実に出てくるってことです。宅配業者さんや配達員の方々がマンション住民の顔をすべて知っているはずもなく、エントランスに入れ替わりで入る人を静止することは恐らくないでしょう。泥棒などが管理人さんのいない夜間にマンションに入りやすい状況が増えています。

不審者のオートロック突破は止められませんが、居住階に立ち入ることは極めて難しい、それがエレベーターの着床階コントロールであり、SOHO烏丸にはそれがあります。

 

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